【簡単に】どん底だった僕が、ニーチェ哲学に出会って人生の目的や自信を手に入れた方法

ニーチェ
ニーチェ

神は死んだ。だからこそ、自分の力で進め。

 こんにちは、ヒロトです。早速ですが、皆さんは人生の目的について考えたことはありますか?

 僕は過去にいじめを受けて、そのトラウマもあって18歳から22歳まで人生の目的が見つからず、鬱状態や無気力状態に悩まされていました。そんな時に知って、人生が大きく変わった事を紹介します。

 それはドイツ出身、19世紀の哲学者フリードリヒ・ニーチェの哲学です。「神は死んだ」という名言を聞いた事がある人もいると思います。そんな衝撃的な名言を残したニーチェの哲学は、皆さんに人生の目的やブレない自信を授けてくれることでしょう。

 僕自身はニーチェに出会い、毎日人と接する事が出来るようになったし、来年から芸人を目指すくらいに前向きになれました。こうしてブログを通して皆さんと接する事ができているのもニーチェのおかげでしょう。

 こんな人にこの記事を読んで欲しい

  • 人生の目的や生きてる理由を知りたい
  • ネガティブや無気力状態を改善したい
  • 自信や自己肯定感を手に入れたい

 この記事を読むと得られる事

  • 人生の目的や生きる意味の見つけ方が分かる
  • 活力的に日々を生きる方法が分かる
  • 自信や自己肯定感の身につけ方が分かる

この記事を簡単にまとめると

ニーチェが語る人生の目的→私たちの現状とその背景→その現状を打破する方法→まとめ です。

サラッと見たい人は最後からでも大丈夫です。頑張らず楽に読んでいってください。

ニーチェが語る人生の目的

 まず最初に、結論から申し上げます。ニーチェは人間が人生の目的についてこう語っています。

ニーチェ
ニーチェ

目的とか意味とかじゃなくて、今この瞬間に集中して、前を向いて生きればいいんだよ。

自分の価値観に従ってやりたい事やればいいじゃん。

 こんな事を言われても、「それが出来ないから困ってんだろ」と皆さん思ったんではないでしょうか。最初にニーチェを知ったとき、僕も全く同じ事を思いました。

 しかし、多くの有名起業家やスポーツ選手はニーチェと同じ事を言っています。つまり、大方正しい事を言っている訳です。では、私たちはなぜそれを出来ないのか?順を追って解説していきます。

Q:私たちはなぜやりたい事が見つからない。または出来ないのか。

 本章では、私たちがなぜやりたい事が見つからないのか、そしてあるのになぜ躊躇してしまうのかについて解説していきます。

A₁:世間や他人(自分以外)の価値観に左右されてしまうから

私たちの行動を邪魔する「ルサンチマン」

 まず最初に、本項では「ルサンチマン」という概念を紹介します。これはニーチェの哲学に出てくる言葉で、「弱者強者に対して嫉妬した結果、妬み、嫉み、憎しみを抱えた状態」を意味します。

例えば、このように思ったことはないでしょうか。

我々
我々

イケメンなんて、嫌な奴に決まってんだろ!何でもかんでも認められてきたから、つまんねぇし

(筆者は、ベルトループにAir podsのケースがついてる洒落たイケメンが苦手です)

 このような考え方は、「弱者の嫉妬だ」とニーチェは言います。

 そして、ルサンチマンは現代社会に蔓延しています。例えば、有名人がネットで炎上してる大半は嫉妬でしょう。(中には面白い炎上とか叩かれてもしゃあない奴もいますが、、)

 筆者は2,3年前までルサンチマンの塊のような人間でした。その結果、どんどん精神衛生は病み、引きこもり同然のようになってしまいました。

なぜ、ルサンチマンはやばいのか

 ルサンチマンは何がやばいのかと言うと、自分を誤った形で肯定してしまう事です。嫉妬の対象を否定することで、近づき越える為の努力や行動が出来なくなってしまいます。その努力や行動はある種、否定した相手を真似する行為なので、当然の結果でしょう。要するに自分で自分の首を絞める訳です。

 また、このルサンチマンは世間に蔓延しているため、自分がルサンチマンを抱えていなくても悪影響を受けます。例えば、有名人になるためにSNSを更新した結果、他者から批判されるのは容易に想像がつくでしょう。そうなれば、たちまち行動出来なくなってしまいます。

ネットの<br>やばい人<br>
ネットの
やばい人

この有名人、つまんない事してお金もらえていいね

(本当はお金欲しいけど)こんな事するくらいなら、貧乏なほうがマシだわwww

 ここで、「自分もルサンチマンを抱えているわ、」と、自分を𠮟責している皆さん。安心してください、あなただけではありません。

 ニーチェはキリスト教に対して、「ルサンチマンそのものだ」と言います。つまり、紀元前30年のころから同じ過ちをしている訳です。

キリスト教はルサンチマンそのもの!?

(※先に注意しておきますが、筆者はどの宗教も信仰していません。また、宗教に対して、賛成も反対もありません。簡単に説明しようとした結果、語弊があるかもしれません。)

 だいぶ端折って説明しますが、ニーチェは、「キリスト教は、ローマという強者に虐げられていた、ユダヤ人という弱者が心理的に復讐するために出来た。」と言います。キリスト教には、裕福なものは地獄に落ち、貧乏なものは天国に落ちるという価値観があります。つまり、キリスト教は現実世界で勝てないから、心理的世界に神を作り上げて、そこで強者を見下したわけです。

 ところが、19世紀に入り科学が進歩した結果、今まで神の仕業で片付けられていた現象が科学的に説明されていきます。すると、今まで盲信的に信じられてきた価値観が破壊されたわけです。

 そうして冒頭の名言に繋がります。

ニーチェ
ニーチェ

神は死んだ。我々が進歩した結果、我々自身が神は殺したんだ

もう絶対的な真理なんてない。

これから時代は、大きな問題が生じるぞ。

 つまり、この名言に出てくる「神」は宗教的な神そのものではないわけです。絶対的な価値観や真理のイメージとして「神」という表現を使っています。

では、そんな絶対的な価値観が無くなると、何が問題なのか。次項で解説していきます。

A₂:信じている価値観がないから

現代社会に蔓延る「ニヒリズム」

 前章にて、絶対的な価値観がなくなると大きな問題が生じると言いました。その問題とは、人々が「ニヒリズム」に陥る事です。

ニヒリズムってなんやねん

 こう思ったことでしょう。「ニヒリズム」とは日本語で虚無主義と訳され、世の中の全ての事に意味なんか無く、人生や人間の存在に価値などないと見なす主義を意味します。この状態に陥ると、人々は生きる目的や目標を失い、ただ時間を浪費するだけの人生になってしまいます。

 要するに、神という絶対的な価値観がなくなった事により、皆が進む方向が分からず、路頭に迷う訳です。

 現代の日本でも終身雇用神話が崩れ、ネットの普及によって様々な価値観を目にするようになりました。その結果、自分の現状や考えを肯定出来ずに、将来に絶望している若者が増えてしまっています。

 このように現状を否定し、未来に希望が持てない。その上やる気も失ってしまった人を最後の人という意味で「末人」とニーチェは表現します。平日は学校や会社に行きたくなくても行き、休日は見たくもないSNSを見て終えてしまう。このように、自分の本意とは違う形で時間を浪費してしまう人が「末人」です。

「末人」を取り巻く最悪の現状

 そして、絶対的な真理はなくなったにも関わらず、ルサンチマン的な道徳だけは残っています。毎日限界まで働け、でも大っぴらに金遣いをするな。能力や資産があっても派手に遊ぶなといったように。つまり、努力をしても披露する場はないんです。

 では、なんのために働けばいいのでしょうか。毎日なんのために頑張ればいいのでしょうか。その答えが冒頭のニーチェの言葉です。

結局どうすればいいのか

「超人」になれ

ニーチェ
ニーチェ

目的とか意味とかじゃなくて、今この瞬間に集中して、前を向いて生きればいいんだよ。

自分の価値観に従ってやりたい事やればいいじゃん。

他人の視線とか道徳なんてのは所詮作り上げられた幻想なんだよ。

この世に存在する事実は自分が存在しているという事と自分が思っている事だけなんだよ。

その他の事は無視して前に進む「超人」になれ。それが人生の目的だよ。

 ニーチェは自分がやりたい事だけを信じて、他人の視線や社会的な道徳を無視して進める人を「超人」と言います。例えば、本を読むことが好きだったら、他人にどうこう言われようとひたすらに読んでいるような人です。ニーチェはその「超人」を目指す事こそが人生の目的を見つける方法だと言います。

(また、補足ですが、ニーチェは因果関係を含む過去と未来に囚われる事も否定しています。過去と未来は現実には存在しておらず、頭の中に存在する空想だから無視しろと言うのです。これは有名な科学者や偉人なども言っており、すごい人ほど今ある現実にしか興味がない傾向にあります。この話はまた今度詳しくします。)

だからさ!結局その超人とやらになるためにはどうしたらいいんだよ!早く教えろよ!

ここまで読んで頂き感謝します。では最後に、ニーチェが語る「超人になるまでの3つの変化」について話していきます。 

実際に「超人」になるまでの3つの変化

 ニーチェは、3つの段階を経て超人になると言います。

  •  まず1つ目が、「ラクダの段階」です。ラクダは重荷を背負って従う状態の比喩です。社会的な価値観に服従して、耐え忍ぶ段階です。自分の意志を抑え込み、義務や規範に従います。まるでラクダのように、重荷を背負って歩む訳です。
  •  次に2つ目が、「ライオンの段階」です。ライオンは強く自由な状態の比喩です。この段階では、自身の欲望のままに生きます。既存の権威や価値観を押しのけて、破壊しようとします。
  •  最後に3つ目が、「子供の段階」です。子供は無垢で創造的な状態の比喩です。この段階では、無秩序な世界を受け入れて、ありのままの現実のみに目を向けます。自由に遊びながら、価値観を想像します。欲望で動くのではなく、遊び心が原動力なのです。

 このような流れで、ニーチェは「三段階を経て、最終的には現実を受け入れた上で、子供のように遊んでいる人を超人だ」と言います。

まとめ

  •  私たちの人生の目的や自信は「超人」になる事で見つけられる。
  • 「超人」になるためには子供のような童心を持って遊ぶ必要がある。
  •  子供のように遊ぶためには、現実を受け入れ、「ルサンチマン」や「ニヒリズム」を遠ざける必要がある。

 以上です。最後までご覧頂きありがとうございました。

 皆さんの毎日がより良くなる事を心より願っております。

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